弔辞

仏式では、通夜、葬儀・告別式、初七日、四十九日など一連の法要が行われます。
ほかの宗旨や無宗教の葬い方も、これに準じているようです。
以前は、正式の喪の装いは白装束でしたが、明治以後、西洋の黒喪服の影響もあり時代の変遷とともに、男子は江戸時代末期から明治にかけて、女子では大正、昭和になってから黒が喪の服と一般的になりました。

葬儀・告別式はもちろん、通夜や七日ごとの法要、年忌などは参列者もマナーどおりに装って、心からの弔意を示したいものです。

主も参列者も正式の黒喪服が原則です。
喪服は、黒羽二重、一越木綿が一般的で、光沢のある生地は用いません。
紋は、染め抜きの五つ紋つきです。帯は黒共帯といって黒地に黒の紋様を織り出したなごや帯を合わせます。
長じゅばん、半えり、たびは白、それ以外の小物類は全て黒で統一します。
バッグなどは、光る金具のないものものにし、仏式の場合は数珠を忘れずに。

通夜の装い
葬儀・告別式には正式の服を着ますが、通夜や年忌には遺族、弔問者とも、いわゆる半喪(中喪)の装いで臨みます。
控えめな色の色無地に黒共帯を合わせます。
とりわけ弔問客が通夜に伺うのに、早々と喪服を着るのは失礼に当たります。
予期せぬ知らせででかけるのが普通ですから、特に決まりごとはありません。
自宅で通夜が行われる場合、親しい間柄であれば、先方でお手伝いができるように白のかっぽうぎや替えたびを用意していきたいものです。

法要の装い
葬儀の後、仏式では四十九日、百ヶ日、一周忌、三回忌と主だった法要が行われます。
なお、初七日の法要は告別式の同日、遺骨迎えあとに行われることが多いようです。
遺族、参列者とも、色無地に黒共帯または渋い色共帯がふさわしい装いです。
七回忌以降の法要では、遺族も参列者も平常着になります。

夏の喪服
夏用の絽の喪服を着ます。

しのぶ会
最近、故人の遣志ということで、葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日生前ゆかりの人々が集まって、しのぶ会などが催されることが多くなっています。
正式の喪服ではなく、亡き人の人柄や個性にふさわしい演出に一役買うような心構えで装うのがよいと思います。

参列者の装い
派手な色柄や吉祥文様(亀甲、松竹梅、鶴、亀)金銀入りは避け、落ち着いた色調でまとめるのがよいでしょう。
かなり格式のある会の場合(主催者や会場から判断)は、色無地や江戸小紋などの一つ紋付きに、渋い色調の趣味の良い帯を締めると、落ち着いたなかにもおしゃれな装いになります。


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